仁義なき戦い 広島死闘篇
(1973年4月 東映京都作品 100分)

見せる生の暴力!
組長の野望の陰で荒みきった若者が殺人マシンと化す―
広島を血で染めた衝撃の第二弾!

前作の大反響を受けて、間髪をいれずに劇場公開されたシリーズ第二弾。“広島やくざ戦争”を語る上で外せない終戦直後の現代やくざ・愚連隊の発祥期に起こった広島市内の抗争をもとに映像化。朝鮮動乱の好景気に沸く広島を舞台に、安月給の工員生活でくすぶる若者・山中正治がやくざの世界に入って殺人マシンと化し、仁義など微塵もない組長の裏切りにより自滅してゆく様を、リアルな死闘シーンを織り込みながら描いてゆく。広能を脇に据えたシリーズ番外編とも呼べる作品である。

[ CAST ]
菅原文太、千葉真一、梶芽衣子、山城新伍、名和広、成田三樹夫、松平純子、前田吟、金子信雄、遠藤辰雄、小池朝雄、北大路欣也

[ STAFF ]
監督:深作欣二 企画:日下部五朗 原作:飯干晃一
脚本:笠原和夫 撮影:吉田貞次 録音:溝口正義 照明:中山治雄 美術:吉村晟
編集:宮本信太郎 音楽:津島利章