2本の劇場版のあとを受けて放送されたテレビ版（モノクロ版）。原作の設定と世界観を活かし、当時としては非常にSF色が濃く、時代を取り込んだメッセージ性の強いハードなヒーローものとなった。子供向けのテレビ番組では一様にSFヒーローが隆盛を誇っていたが、その感覚のシャープさとキャラクターの魅力は群を抜いており、現在も石ノ森アニメの代表作として永く親しまれている。

レース中の事故から奇跡の生還を果たした島村ジョーは、不死身の身体と加速装置を持つサイボーグ009であった。彼には、同じく悪の組織ブラック・ゴーストの改造手術によってサイボーグにされてしまった仲間たちがいた。彼らは人間兵器＝サイボーグとしての苦しみや悲しみと葛藤しつつも、世界の平和のため、その能力を発揮し、戦い続けるのだ!!
[ 1968年4月～9月 NET（現・テレビ朝日）系にて放送   全26話 ]

■原作：石ノ森章太郎　■脚本：伊上 勝、辻 真先、小沢 洋、佐藤純弥、高久 進 他
■演出：田宮 武、芹川有吾、勝間田具治、勝田稔男 他　■音楽：小杉太一郎
©石森プロ・東映アニメーション

009：田中雪弥（現・森 功至）　001：白石冬美　002：石原 良　003：鈴木弘子
004：大竹 宏／内海賢二　005：増岡 弘　006：永井一郎　007：曽我町子
008：野田圭一　ギルモア博士：八奈見乗児

#21	幻の騎馬軍団
#22	復讐鬼
#23	復讐鬼（後編）
#24	非情な挑戦者
#25	よみがえれ！ 不死鳥
#26	平和の戦士は死なず

■解説書 （16P）

■第1話予告編

『サイボーグ009』2度目のテレビシリーズ。本作はアニメブームの真っただ中の1979年、東映が制作を、日本サンライズ（現・サンライズ）が製作を担当し、より原作に近いキャラクターとオリジナルのストーリーによって構成されている。原作の「エッダ編」に着想を得た『宇宙樹編』。各キャラクターを掘り下げる『戦士の休息編』。そして「ヨミ編」の“三つの頭脳”をインスパイアした『ネオ・ブラック・ゴースト編』からなる本作は、流麗なキャラクター造形と繊細かつ重厚な演出でファンから絶大な支持を得た。

ブラック・ゴーストとの戦いを終え、世界に平和が訪れた。009と002は共にレーサーとして活躍していた。そんな最中、世界各地に北欧神話の巨人が出現する。核ミサイル基地を目指す巨人を阻止すべく、009たちは奮戦するものの、敵わず核ミサイルは発射されてしまう。人類はこのまま核戦争で滅んでしまうのだろうか？その時、オーロラとともに一人の老人が中空に出現するや、杖のひと振りで全てのミサイルを消滅させてしまった!!果たしてあの老人は本当に“神”なのだろうか!?
[ 1979年3月～1980年3月 テレビ朝日系にて放送   全50話 ]

■原作：石ノ森章太郎　■監督：高橋良輔　■音楽：すぎやまこういち
■アニメーションキャラクター・総作監：芦田豊雄
■脚本：辻 真先、酒井あきよし、山口和十八 他
■演出：広川和之、滝沢敏文、三浦将則 他
©石森プロ・東映

009：井上和彦　001：千々松幸子　002：野田圭一　003：杉山佳寿子
004：山田俊司　005：田中 崇　006：はせさん治　007：肝付兼太
008：戸谷公次　ギルモア博士：富田耕生

#21	永遠に眠れ恐竜ディノニクス
#22	ネオ・ブラックゴーストの挑戦
#23	死闘! V2作戦
#24	世界平和会議を守れ！
#25	優しきぼくらの父ギルモア

■解説書 （16P）

■芦田豊雄イラストギャラリー
■設定資料集１（メインキャラクター・サブキャラクター）
■レーザーカラオケ映像（OP）
■設定資料集２
■レーザーカラオケ映像（ED）

#46	東洋のイエス（後編）
#47	四つ子の謎（前編）
#48	四つ子の謎（後編）
#49	倒せ! 恐怖のシャングリラ計画
#50	ネオ・ブラック・ゴーストの最期