『かぼちゃ大王』のフランチェスカ・アルキブージ監督作品。
ふたりの男の友情と家族の愛情を描いた感動作!!
『かぼちゃ大王』(1993年)の鮮烈なデビューで日本にもファンの多いフランチェスカ・アルキブージ監督の最新作。病院の集中治療室で知り合った、性格や生き方が対照的なふたりの男性の友情と、彼らを取り巻く人々との愛情を描いた、笑いながらもしんみりと心に響く感動作。主役を演じるアントニオ・アルバネーゼとキム・ロッシ・スチュアートのキャスティングも映画ファンには嬉しい。
<受賞歴>
2009年ヴァレンシア地中海映画祭
主演男優賞/脚本賞
何から何まで対照的な二人だったが、退院後に再会して、お互いが必要だと実感する。自分を理解してくれる世界で唯一の人物だと思うようになっていたのだ。アルベルトは脚本が書けなくなり、貯蓄もないため、途端にお金に困る。才能ひとつの世界は厳しい。その上、恋人のカルラにも去られてしまう。一人ぽっちになったアルベルトは、ローマ郊外にあるアンジェロの修理工場で暮らすようになる。そこには反抗期の二人の子供たちもいて、毎日が賑やかに過ぎていく。アルベルトは、思いもかけず気持ちが解放されていくのを感じていた。
アンジェロは自分の心臓が決して良くはならないだろう、と感じていたが、ロッサーナやアルベルトにさえ言わないでいた。そして、全てをアルベルトに託そうと思うようになっていった…。
監督:フランチェスカ・アルキブージ
©2009 Cattleya S.p.A.-Rai Cinema S.p.A.-Cinemello S.r.l.
『幸せのちから』『スマイル、アゲイン』のガブリエーレ・ムッチーノ監督作品。
本国イタリアで大ヒットし多くの映画賞に輝いた恋愛群像劇。
ウィル・スミス主演『幸せのちから』『7つの贈り物』やジェラルド・バトラー主演『スマイル、アゲイン』などでハリウッドでも高い評価を得るガブリエーレ・ムッチーノ監督が、2001年に本国イタリアで撮った大ヒット作。
30歳を目前にした幼なじみのカルロ、マルコ、パオロ、アドリアーノ、アルベルトと、彼らを取り巻く8人の人々の恋愛模様を軽快なタッチで描き出す。往年の名女優ステファニア・サンドレッリの演技をはじめ、イタリアのアカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では監督賞ほか5部門を受賞。06年には『The Last Kiss』としてハリウッドでリメイクさており、10年にはムッチーノ監督自ら手がけた続編「もう一度キスを」も製作された。
<受賞暦>
2001年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
監督賞/プロデューサー賞/編集賞/録音賞/助演女優賞
イタリア映画記者会シルバーリボン賞
主演女優賞/編集賞/助演女優賞
2002年ニューポート国際映画祭
主演男優賞
フライアーノ映画賞
音楽賞
サンダンス映画祭
観客賞
監督:ガブリエーレ・ムッチーノ
©Fandango Srl 2001
『ぼくの瞳の光』のジュゼッペ・ピッチョーニ監督作。
イタリア国内外の多くの賞に輝いた、見知らぬ男女の交流を描く人間ドラマ。
『ぼくの瞳の光』が日本で劇場公開され人気を博した、ジュゼッペ・ピッチョーニ監督の代表作。
生涯を修道生活に捧げる儀式を控えているカテリーナと独身でクリーニング店の経営者なのに、従業員の名前すら覚えようとしないエルネストは、捨て子を通して偶然に知り合う。エルネストは捨て子を自分の子かもしれないと思い、カテリーナと共に母親捜しを始めるが、辿り着いた先に待っていたのは…。”
イタリアのアカデミー賞に相当するダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞5部門をはじめイタリア国内外の多くの賞に輝いた、人物描写が見事で感情あふれる秀逸な作品。
<受賞歴>
1999年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
作品賞/主演女優賞/プロデューサー賞/脚本賞/編集賞
AFIフェスティバル
観客賞/審査員賞
モントリオール世界映画祭
審査員特別グランプリ ほか
家出少女テレーザは、恋人の警官と共に新しい生活を始めようとしていたが、彼女には辛い過去があった。ファウストを包んでいたセーターがカテリーナとテレーザをつなげていく…。
監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ
©1998 lumiere & co. srl