本番組の第一のポイントは、まずはスーパーロボット、コン・バトラーVの魅力である。誰もが口ずさんだであろう「身長57m、体重550t」のEDテーマ。「レッツ、コンバイン!」の掛け声とともに、5人の心がひとつになってはじめて5台のバトルマシンが合体可能となるコン・バトラーV。放映当時は、5台のメカが、ほぼ劇中通りに変形・合体する『DXポピニカ』(“超合金”のメカ版玩具)が超ヒットを記録。また、当時のプロレスブームを反映した“超電磁ヨーヨー”や“超電磁スピン”など必殺技の数々。大ヒットゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズにおいても、屈指の出場回数を誇る超人気ロボットなのである。
第二のポイントは、総監督・長浜忠夫が築き上げた“ロマンロボアニメ”路線と魅力的なキャラクター群である。特筆すべき点は、葵豹馬ら5人の主人公サイドの描写だけではなく、キャンベル星人の側にもドラマ性を取り込んだ事で、それにより、単なるロボットものとしての面白さのみならず、戦争の凄惨さや信じあうことの大切さといったメッセージ性を持つ、希代のエンターテインメント作品となった。さらに、いわゆる“美形キャラ”と呼ばれるキャラクターの先駆け『大将軍ガルーダ』は、敵キャラクターであるにもかかわらず、その美しさと悲劇的な最期で、数多くの少女たちを虜にした(ガルーダの死に対し、多数の女性ファンから抗議が寄せられたという)。後の「ボルテスV」「ダイモス」と、そのコンセプトは継承され、長浜作品において敵の美形キャラは定番となった。また、ヒロインである『南原ちずる』にハートを鷲掴みにされる男の子が続出。パンチラやシャワーシーンなども印象深いが、数多の魅力的なキャラクターがひしめく中にあって、その存在感は圧倒的であり“アニメヒロインの代名詞”といえるほど、いま現在でも根強い人気を誇っている。
先史以来、地底に潜んでいたキャンベル星人が地球侵略のための行動を開始した。
これを予期していた南原博士は、超電磁の力で合体する巨大ロボ「コン・バトラーV」を建造。全国から四人の若者を集め、孫娘のちずるを含む「バトルチーム」を結成する。どれい獣との戦いの中、南原博士は命を落とし、四ッ谷博士がチームの指揮をとる。大将軍ガルーダの悲劇。そして新たな敵マグマ獣と、女帝ジャネラの出現。地球に平和を取り戻すまで、豹馬たちの戦いは続く……!!
(1976年4月〜1977年5月 NET(現 テレビ朝日)にて放送:全54話)
(放送回数:全58回(内4回は放映済みの話の再放送))
