
エグい映画だと思いますが、そのエグさがやってきているところが暴力だと思います。山口(窪塚の役名)が暴力に向かっていく気持ちに共鳴して、この『凶気の桜』という原作を映画化したいと思った。そして、自分が言い出しっぺになって、始まった映画で、こういう形で初日を迎えられてとても嬉しく思っています。
■製作段階から携わってきていると思いますが、今の気持ちは?
 僕はこの映画を通して、「皆で日本晴れをみましょう!」とプロモーションの時から言ってきたんですが、皆からは「日本晴れなんて、何処にもないじゃん」と言われてしまいました。
この映画には日本晴れなんて何処にもないです。それは、それぞれの人がそれぞれの日本晴れっていうか、自分の中からピースを引っ張り出して、それを繋いでみたいなと思って、「一緒に日本晴れみましょう!」と言っていました。
そんな感じで、(この映画をみた)皆さんがどういう気持ちでいるかは分かりませんが、ピースが一つに繋がっていくような流れになるといいなと思っています。

どうだったでしょうか?自分はこの映画をみた時に、メッセージ性の強い映画だなっと思いました。自分が一番感じたのは、暴力で生きる者は暴力で散る、真のナショナリズムって何なんだろうということを考えました。そう言ったメッセージが皆に伝わって、ひとりひとり平和って何だろうかと考えてくれればいいなっと思っています。
■須藤元気さんが先日、K-1ワールドMAXで勝ちましたが、応援に駆けつけた窪塚さん、どうでしたか?

すごいオーラがあって、応援に駆けつけたRIKIYAと場違いな場にいるねと言い合っていた。でもいい経験だったし、元気もカッコよかった。
■須藤さんは格闘家ですが、この映画でどんな風に演じようと思いましたか?

特に意識したのは、自分が格闘家でもあり、喧嘩のシーンも多かったので、そういうところを独自の動きで演じられればなと思いました。

オシャレなお兄ちゃんを演じたんですけれども、最後は悲惨なことに江口さんに刑務所に放り込まれまして、漸く初日シャバの世界に出てくることができました。眩しいです(笑)。

私がこの映画で一番印象に残っているシーンは、最後の桜のシーンなんですけども、何故かというとあのシーンが一番最初に撮影したシーンなんです。それに私も春が大好きな季節なんで、一番思い出に残っています。皆さんもいろんなシーンをみてもらって、感じてもらえたら、とても嬉しいです。

自分は消し屋という殺し屋の役をやりまして、なかなか変わった映画になったのではないかと思います。
最後のシーンの窪塚君扮する山口が死んだのか死なないのかということが、自分としても一視聴者としても、とても気になって、監督に「あそこのシーンはない方がいいんじゃないの?」と言った位結構エンディングロールで熱くなる感じがする映画だったんで、よかったなと思っています。
窪塚君が考えてやれた映画ということで、彼はとても幸せ者だと思います。これからも彼には頑張っていってもらいたいと思いますが、僕も頑張ります。
■実際に江口さんがみた今の若者はどうですか?

別に今の若者がそんなに変わっているとは思いませんが…。窪塚君も変わってないし…ちょっと変わってますが(笑)。

ひどいでしょ、このネオ・トージョー。私が如何に苦労したか。毎日毎日東映のスタジオの隅で震えておりました(笑)。今日が何よりもめでたいのは、この映画が完成して、これでようよう縁が切れるということでしょうか(笑)。
この映画は三回目が一番面白くみれます。一回目は、ちょっといまいちかな、二回目は、おっ!と思い、三回目は、オー!となると思います。この映画がたくさんの人にみてもらえればと願っております。

初めて映画というものを作らさせてもらって、今こうやってどんな人がみに来てくれているのかと思っていました。子連れで来てくれてる方とか、本当にありがとうございます。あと、ご年配の方とか若い方とかいろいろいると思うんですが、いろいろ感じ方・考え方が違うと思うんですけど、現在の日本の映画を作ったつもりです。今日生まれたので、これから育っていくために皆の力を貸してください。
■最後に皆さんにメッセージを
 この映画『凶気の桜』はこんな映画なんで、皆さんと一緒に繋いでいきたいなと本気で思っています。
2002年の日本というかこの国が生んだのが、ネオ・トージョーとかこの映画だったりとかすると思うんですけど、この映画がやってきたところを感じてもらって、みんなでピースで繋げていきたいと思っています。
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