作品紹介
INTRODUCTION・STORY
薄れゆく父の記憶を探す旅へ―。さだまさしの珠玉の名編、待望の映画化 「精霊流し」、「解夏」、「眉山」、「アントキノイノチ」…、良質な映画化が相次ぐさだまさしの原作から新たな感動作が誕生した。珠玉の名編「サクラサク」(『解夏』幻冬舎文庫収録)が、満を持しての映画化へ。さだ自身の父親との思い出をモチーフにしたという思い入れの強いこの小説が、最高のキャスト&スタッフの手によって、スクリーンに満開のサクラを咲かせる――。 監督は『利休にたずねよ』が、モントリオール世界映画祭・最優秀芸術貢献賞を受賞したことも記憶に新しい田中光敏。かつて、さだの『精霊流し』(03)を映画化したその確かな手腕に、さだも絶大の信頼を置く。キャストには日本映画界を背負う実力派が揃った。主人公・俊介には緒形直人、その妻・昭子に南果歩、そして俊介の父・俊太郎に藤竜也。2人の子供達=大介・咲子にはそれぞれ矢野聖人、美山加恋が扮し、ベテラン勢を相手にフレッシュな好演を見せる。主題歌は、さだが自身の映画化作品としては初の書下ろしとなる「残春(ざんしゅん)」を提供。希望にあふれたエモーショナルな楽曲が、暖かい春の残り陽のように優しく作品を包み込む。 進むべき道を見失い、迷いながらも旅を続けた5人がたどり着いたその場所とは? 映画の結末を見届けた時、悲しみではなく、感動の温かな涙が流れる――。 【ストーリー】 仕事一筋に生きてきた主人公・俊介(緒形直人)。だが父親(藤竜也)が認知症を発症したことをきっかけに、これまで避けてきた“家族”と向き合わざるを得なくなる。そこで俊介が見たものは、崩壊寸前の冷え切った家族の姿だった。すべてに背を向け続ける妻(南果歩)。何を考えているか分からない子供達。そして次第に薄れゆく父の記憶。そんな父が、日々曖昧になる過去と現実の狭間でつぶやく。 「春、満開の桜が美しかった…」 俊介は父の頼りない記憶と言葉を胸に、強引に初めての家族旅行を決行する。その旅が父のためなのか、家族の再生のためなのか、俊介自身もまだ知らずにいた――。 【公開日】2014年4月公開 【コピーライト】(C)2014映画「サクラサク」製作委員会
CAST
緒形直人 南果歩 矢野聖人 美山加恋 藤竜也 NAOTO 津田寛治 嶋田久作 佐々木すみ江 大杉漣
STAFF
■原作:さだまさし
■原案:
■監督:田中光敏
■演出:
■脚本:小松江里子
■スタッフ:原作・主題歌:さだまさし 原作『サクラサク』(『解夏』幻冬舎文庫収録) 主題歌『残春』(ユーキャン) 監督:田中光敏 脚本:小松江里子 音楽:大谷幸
特典
初回特典
封入特典
その他特典
音声特典
映像特典
ボーナスディスク
初回特典
封入特典
その他特典
音声特典
映像特典
●メイキング・オブ・「サクラサク」‐父の記憶の糸を探す旅‐●メイキング・オブ・「残春」‐さだまさし 書き下ろし主題歌‐ ●完成披露舞台挨拶&会見 ●初日舞台挨拶 ●予告編