作品紹介
INTRODUCTION・STORY
【解説】大病を患い余命幾ばくもないことを知った父親は、病院から帰った翌日、自室を封鎖し食事も水も摂ることをやめる。そんな父親の狂気に混乱し、怒り、悲しみ、呆然とする息子。妻と子に去られた失業中の息子は、未だ生活を立て直せず、父親の年金を頼りに暮らしていた。そんな息子を残し、扉を固く閉じた父親の真意とは……。 イラクで起こった日本人人質事件を題材に製作され賛否両論を巻き起こした問題作『バッシング』、老人と孫娘の寄る辺なき旅と家族の絆の脆さを描き、現代の日本にのしかかる高齢化問題を浮かび上がらせた『春との旅』など常に現代の日本を真正面から見据える大胆なテーマに挑んできた映画作家・小林政広。4度のカンヌ国際映画祭正式出品を果たし、各国の映画祭で高い評価を受けている小林が高齢者所在不明問題とそこから派生した「年金不正受給事件」を知り衝撃を受け、遺書を書くような気持ちで脚本を完成させた本作は、ある家族の崩壊をとおして日本が陥っている「無縁社会の深淵」を描いている。『春との旅』でも小林政広とタッグを組んだ仲代達矢が圧倒的な存在感で憂いをたたえた平凡な父親を演じ、その息子を演じる北村一輝の感情を剥き出しにした熱演とともに、見るものを圧倒する魂のぶつかり合いをくりひろげている。 【ストーリー】 三カ月の命だと宣告された不二男は、息子義男に付き添われ、古い自宅に帰ってくる。その日は不二男の妻、良子の命日だった。翌日、不二男は自室の扉や窓にクギを打ち自室に閉じこもってしまう。妻子にも逃げられ失業中の義男は、父の年金を頼りに生活をしていたが、父の突然の行動にとまどいながら、扉越しに部屋から出てくるよう必死な説得を続ける。不二男の脳裏には過去の様々な光景が浮かんでは消えていった…。 【公開日】2013年8月公開 【コピーライト】(C) 2012 MONKEY TOWN PRODUCTIONS
CAST
仲代達矢 北村一輝 大森暁美 寺島しのぶ
STAFF
■原作:
■原案:
■監督:小林政広
■演出:
■脚本:小林政広
■スタッフ:脚本・監督:小林政広 製作:小林直子 プロデューサー:小林政広 撮影:大木スミオ 照明:祷宮信 録音:福田伸 美術:山崎輝 編集:金子尚樹 助監督:石田和彦 製作:モンキータウンプロダクション
特典
初回特典
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音声特典
映像特典
ボーナスディスク
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●予告編