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配信作品『雨に叫べば』

Amazon プライムビデオにて1216(木)より独占オンライン公開(※1)(※1.プレミアムTVOD(1,500 円)による有料レンタル配信)オンライン公開はこちら

TRAILER

INTRODUCTION

★第58回 台北金馬映画祭 Viva Cinema!(ビバ・シネマ!)部門にてワールドプレミア上映 ★第41回 ハワイ国際映画祭 Spotlight on Japan(スポットライト・オン・ジャパン)部門にて北米プレミア上映

「全裸監督」など数々の話題作を世に送り出し、『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を始め、各映画賞レースを席捲した内田英治監督の最新作。

主演は、ここ数年クオリティの高いドラマで精力的に活動し、各界から出演のオファーが引きも切らない演技派女優・松本まりか。理想の映画を撮影するために、現場スタッフに揉まれながら様々な困難にぶつかっていく新人監督を熱演。 本作のテーマは映画製作の舞台裏で繰り広げられる抱腹絶倒、阿鼻叫喚の人間ドラマ。 近年、「カメラを止めるな」「映画大好きポンポさん」「キネマの神様」「サマーフィルムにのって」など映画製作の舞台裏を描いた映画が話題を集めているが、本作はそのような作品と同様に舞台裏の人間ドラマを描きつつ、これら一連の作品とはまた一風変わった独自性をもった過激でエロティックな問題作だ。

舞台は80年代後半、バブル景気真っただ中でビデオレンタルなども勢いを増しているエンタメン業界。コンプラ全盛の現代とちがって、男尊女卑やパワハラなどの匂いがまだ残りつつある時代、ひとりの美人女監督がエロ映画を撮影することになるのだが・・・。

監督の内田英治が脚本も担当し、80年代後半の「実際にあったであろう」映画製作の舞台裏の人間模様を、時にはリアリティをもって、時にはデフォルメした味付けで再現。 主演の松本以外のキャストも個性派ぞろいで、アメリカ帰りのキザなプロデューサー井上役に内田映画常連の渋川清彦。常に現場に翻弄される制作プロデューサー橘役に高橋和也。特機部で主演・花子を温かく見守る金子役は濱田岳。芝居や映画に興味のないアイドル俳優・新二役に須賀健太。その新二にライバル心むき出しの若手俳優・和人に矢本悠馬。ベテラン女優楓役に大山真絵子。花子と同様、女性差別がある中、現場で奮闘するカメラ助手・よしえ役にモトーラ世理奈ほか本田博太郎大和田伸也菅原大吉相島一之などベテラン実力派俳優たちがスタッフに扮し、後半に進むに連れて勢いを増す“カオスなドラマ”を彩っていく。ベテランのスタッフに囲まれ、数々のトラブルに見舞われていく中、主人公の女監督・花子は自身の理想とする映画を撮影できるのか?――驚愕のラストまで目が離せない、空前絶後のカオスなエンターテインメント作品が誕生。

本作は配信コンテンツながら、第58回 台北金馬映画祭 Viva Cinema! (ビバ・シネマ!)部門にてワールドプレミア上映、第41回 ハワイ国際映画祭 Spotlight on Japan (スポットライト・オン・ジャパン)にて北米プレミア上映が決定している。

STORY

1988年、とあるスタジオ。まだ男尊女卑やパワハラの匂いが残る時代の撮影現場。 女監督・花子(松本まりか)は現場で悪戦苦闘していた。意味不明の理由でテイクを重ねる中、新人監督である彼女はフラストレーションを溜めまくったベテランスタッフたちからイジメの洗礼を受ける。控え室では「カラミのシーンがあるなんで聞いてない!」と前貼りを嫌がるアイドル俳優と「前貼りなんていらないわ 本番でいきましょう」と豪語する落ち目のベテラン女優の間ではトラブルが勃発したり、ようやく撮り終えた渾身のシーンも映検【映画のレイティングを判断する機関】のレイティングにひっかかり最終的に欠番となってしまったりと次第に追い込まれていく花子。そんな彼女に更に追い打ちをかける事態が。現場の混乱した状況をききつけたプロデューサーから「監督を交代します」と、クビを告げられてしまうのだ。果たして彼女は自分が理想とする映画を完成させることはできるのか・・・?


CAST&STAFF

松本まりか
大山真絵子
モトーラ世理奈
渋川清彦
矢柴俊博
内田慈
石川瑠華
佐々木みゆ
ふせえり
森下能幸
菅原大吉
須賀健太
/
濱田 岳
/
矢本悠馬
相島一之
本田博太郎
大和田伸也
高橋和也

監督・脚本
内田英治
音楽
小林洋平
主題歌
「雨zing Blues」作詞:伊東妙子 作曲:T字路s
製作
東映 東映ビデオ
制作プロダクション
東映東京撮影所


劇中劇
「愛の果て」スタッフ・キャスト
ファルコンビデオ提携作品

監督
林花子・・・・・松本まりか
脚本
奥村順三・・・・本田博太郎
企画
井上研二・・・・渋川清彦
プロデューサー
橘芳正・・・・高橋和也

チーフ助監督
渡辺四郎・・・・矢柴俊博
撮影
太田清・・・・相島一之
撮影助手
佐藤よしえ・・・・モトーラ世理奈
照明
三田村権蔵・・・・菅原大吉
録音
柳楽浩太・・・・森下能幸
特機
金子勇介・・・・濱田 岳 
メアメイク
矢嶋薫・・・・内田 慈
メイク助手
神野幸子・・・・石川瑠華

主演女優
須藤楓・・・・大山真絵子
主演・アイドル色が強い俳優
瀬川新二・・・・須賀健太
新進俳優
樋口和人・・・・矢本悠馬
マネージャー(新二)
北山知子・・・・ふせえり

映検調査官
河合道夫・・・・大和田伸也

COMMENT

  • 松本まりか

    私の役はかつての内田監督自身だそうで。それはそれはとても面白い役でした。 とにかくイジメられる。こてんぱんにイジメられる。新人で、女監督で、演出が意味不明で、ファッションが気に食わないからと、いじめられていじめられて。映画作りに関わる全ての者たちのプライドがぶつかり合うこの昭和の撮影現場には男尊女卑、年功序列、コンプラ的にギリギリの怒号も飛び交います。監督の手にかかったこの昭和の現場は面白いほど再現され、たちまち活力、生命力、そして笑いに溢れた世界になるのです。舞台裏でどういう風に映画を撮っているのか、映画スタッフたちはどんな会話をして、どんないで立ちなのか、撮影現場の裏側を見られるワクワク感で、ついつい前のめりになって観てしまうと思います。特筆すべきはキャスト陣のお芝居です。正直、たまらないです。すぐにその意味がわかると思います。 2021年は初主演を内田組、そして今作と、2作連続で内田監督作品が続いていることに素敵な縁を感じずにはいられません。

  • 内田英治 監督

    また作品作りが出来ました。そして題材は「昭和」の映画撮影所。熱烈的であり、一方で多くの問題をはらんでた昭和時代。夢と笑いと怒りと悲しみが同居していた、80年代の撮影現場。夢の場所を駆け抜けた映画人たちを、松本さんはじめ、多くの素晴らしいキャストが演じてくれました。ぜひ見ていただきたいです。