作品紹介
INTRODUCTION・STORY
【キャッチ】人間は美しく、たくましきバクテリアなり。われは一介の町医者、走りに走りて生涯を終らん。 開業医は足だ。片足折れなば片足にて走らん。両足折れなば手にて走らん。 【解説】 「楢山節考」「うなぎ」で二度のカンヌ国際映画祭グランプリ(パルムドール賞)に輝いた今村昌平監督が、作家・坂口安吾の『肝臓先生』を軸に、同じく安吾の『堕落論』『行雲流水』を組み合わせて一遍のストーリーを構成。現代医療に対する批判と、開業医であった父親への鎮魂歌として描き上げた傑作である。 昭和20年夏、敗戦直後の岡山県日比。何でも肝臓病と診断し、人々から“カンゾー先生”と呼ばれる町医者・赤城風雨を中心に、“タダマンは生涯一人”という母親の遺訓を守って体を売る美しい看護婦・ソノ子、モルヒネ中毒の外科医・鳥海、生臭坊主・梅本、料亭の女将・トミ子、オランダ人脱走兵ピートなど、敗戦直後の混沌とした時代に生きる人々の人間模様が、現代音楽家・山下洋輔の軽快かつモノ悲しいジャズの旋律とともに、ダイナミックに綴られていく。 “カンゾー先生”こと赤城風雨役に柄本明。ヒロイン、ソノ子役に麻生久美子が体当たりしている他、フランスの名優ジャック・ガンブラン、世良公則、唐十郎、松坂慶子ら、個性派・演技派が結集。98年度カンヌ国際映画祭特別招待作品にも選ばれ、世界中のマスコミから絶賛された話題作。
CAST
柄本明、麻生久美子、ジャック・ガンブラン、田口トモロヲ、金山一彦、山本晋也、北村有起哉、清水美砂、小沢昭一、神山繁、裕木奈江、渡辺えり子、伊武雅刀、世良公則、唐十郎、松坂慶子
STAFF
■原作:坂口安吾
■原案:
■監督:今村昌平
■演出:
■脚本:今村昌平、天願大介
■スタッフ:原作:坂口安吾(「肝臓先生」角川文庫刊)/プロデューサー:飯野久、松田康史/脚本:今村昌平、天願大介/撮影:小松原茂/音楽:山下洋輔/監督:今村昌平
特典
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