作品紹介
INTRODUCTION・STORY
できれば、笑って、すませたい。この会社、とんでもない。兄貴、東映映画です。この際、徹底的にお願いします。 義値と人情のしがらみに、命を張りますマネージャー稼業。白を黒だと言われても、唐獅子代紋、親より大事。四角四面のやくざ社会の杓子定規を思いっ切りパロディー仕立てにした小林信彦原作の傑作小説の映画化。「やすしさんとならとびっきりの映画になる」と原作の小林信彦氏も太鼓判を押した横山やすしを主演に、監督は「嗚呼!!花の応援団」で日本中を爆笑の渦に巻き込んだ曽根中生監督の抱腹絶倒爆笑活劇。「須磨組はどこ行ったんじゃい。」三年振りに出所した須磨組の功労者ダーク荒巻を出迎えたのは『唐獅子通信社』なる見慣れない看板であった。兄貴は専務と呼ばれて組の様相はガラリと一変していた。新し物好きのシティ派組長はとんでもないことを考えていた。『唐獅子通信』を発刊してやくざの争いを批判したり、一般市民に高邁な精神を普及させようと理想論をぶち上げ、グラビア撮影では組長自ら六尺褌でグラビアキングとなってご満悦の様子。「これからはビデオの時代よ」と愛娘に言われれば、シティ派組長は『唐獅子ビデオ』製作会社を作り、弟文の原田が監督、ダークが照明マンとなってビデオ撮影を開始するが、現場はハチャメチャ。しかし失敗は成功の元と、さらに組長は『唐獅子芸能社』を旗揚げ、どこから見つけてきたのか新人歌手ひとみを東京のテレビ局主催のスターコンテストに優勝させろ!と厳命が下ったから大変だ。シティ派組長とはいえ親分の命令は絶対服従。秤にかけなくても人情より義理が重たいのだ。ところがこの新人歌手、身体は魅力的だが歌の方が全くダメ、どう見てもスターになれる玉じゃない。ダークは、半ばヤケ気味になって弟分原田と行動を開始する。まず歌のレッスンからデビュー曲、テレビ局と芸能評論家の買収工作へと。そこへ対立するやくざ島田組が絡んできて、上を下へのテンヤワンヤの大騒ぎへと発展していく。大阪喜劇界の天才児・横山やすしが映画初主演で張り切れば、シティ派組長を丹波哲郎が怪演、その専務(代貸)に伊東四朗、チンピラに桑名正博、新人歌手に甲斐智枝美、警部補に杉浦直樹が扮して一ひねり、二ひねりした芝居で楽しませてくれる野心作。(昭和58年12月公開 東映東京作品)
CAST
横山やすし、桑名正博、甲斐智枝美、佳那晃子、風祭ゆき、中島ゆたか、斉藤ゆう子、島田紳助、明石家さんま、木村一八、岡本信人、伊東四朗、荒勢、安岡力也、チャンバラトリオ、山田スミ子、小野ヤスシ、杉浦直樹、丹波哲郎
STAFF
■原作:小林信彦
■原案:
■監督:曽根中生
■演出:
■脚本:内藤誠、桂千穂
■スタッフ:原作:小林信彦/企画:天尾完次/脚本:内藤誠、桂千穂/構成:笠原和夫/撮影:鈴木耕一/美術:今保太郎/音楽:甲斐正人/監督:曽根中生
東映
特典
初回特典
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映像特典
ボーナスディスク
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