INTRODUCTION・STORY

身も心もとろけるような女の魅力！鳴神上人を破戒させた酒と色！ 絢爛幻妙、浪漫の滝壺に描く愛欲の錦絵!! 【解説】 むかし、三条天皇のお妃がご懐妊の時、関白・基経の命を受けた高僧・鳴神上人は、難行苦行の祈祷の結果、男子ご誕生を与えた。その恩賞に北山戒壇堂建立を約束されるが、野心家の早雲王子は叡山僧侶を扇動し沙汰やみにしてしまう。破約を怒った鳴神上人は、三千世界の龍神を法力で閉じ込め、天下を干ばつにした。それから雨が一滴も降らず、農民たちも困り果てて御所に陳情。これでは年貢が納まらないと気を揉む朝廷は、鳴神の法力を解けるただ一人の才女・雲のたえま姫を召し出した。これを引き受けたたえま姫一行は、長い旅の果て北山の麓に着くと、鳴神上人が行を続ける滝壺へとやってきて、彼の弟子たちをいとも簡単に悩殺。そして今度は、鳴神上人のもとへと忍び寄り口説き始めた…。 北山戒壇堂建立事件をめぐり、朝廷、叡山の悪僧、庶民の姿を描きながら、高僧・鳴神上人が、絶世の美女・たえま姫の魅力に堕落僧となる歌舞伎十八番の一つ「鳴神」を、歌舞伎の美しさと映画の面白さで見せようと、新藤兼人が脚色。名匠・吉村公三郎監督のメガホンのもと、東千代之介、河原崎長十郎、乙羽信子ら魅力の演技陣を揃えて描いた絢爛豪壮巨編。 【公開日】1955年10月公開 【コピーライト】（C）東映

CAST

東千代之介、河原崎長十郎、乙羽信子、田代百合子、浦里はるみ、日高澄子

STAFF

■原作：

■原案：

■監督：吉村公三郎

■演出：

■脚本：新藤兼人

■スタッフ：企画：絲屋寿雄、山田典吾、大森康正 脚本：新藤兼人 撮影：宮島義男 音楽：伊福部昭 監督：吉村公三郎