INTRODUCTION・STORY

【解説】激動の時代、その変化に翻弄される東ベルリンの家族の姿を温かく綴ったファミリードラマ。ベルリンの壁が崩壊した時に昏睡中だった母親が、東西ドイツ統一直後に意識を取り戻すが、母にショックを与えないために、その息子・アレックスが東ドイツが消滅していないように奮闘するさまをユーモラスに描く。ドイツでは公開当時、歴代の興行成績を塗り替える大ヒットを記録し、各国の映画祭でも絶賛され、数々の賞に輝いた。誠実すぎる行動がコミカルな展開をもたらす主人公・アレックスに扮したダニエル・ブリュールは本作品で一躍注目を集め、その後ドイツ本国のみならずヨーロッパ各国の作品やハリウッド映画でも活躍。人気と実力を兼ね備える俳優として、その存在感を示した記念碑的な作品でもある。(2003年／ドイツ映画／原題：GOOD BYE LENIN!) 2003年度 ベルリン国際映画祭 最優秀ヨーロッパ映画賞《嘆きの天使賞》受賞 2003年度 ドイツ・アカデミー賞9部門受賞　 最優秀作品賞 最優秀監督賞 最優秀主演男優賞 最優秀助演男優賞 最優秀美術賞 最優秀編集賞　最優秀音楽賞 最優秀観客賞（作品賞・主演男優賞） 2003年度 ヨーロピアン・フィルム・アワード 6部門受賞 作品賞 主演男優賞 脚本賞 観客賞（作品賞・最優秀男優賞・最優秀女優賞） 2004年度 アカデミー賞 最優秀外国語映画賞 ドイツ代表作品 2004年度 ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞 ノミネート 《ダニエル・ブリュール》 1978年、スペインのバルセロナで生まれ、ドイツ・ケルンで育つ。 94年にテレビ映画でデビュー後、『グッバイ、レーニン!』(03)の主演に抜擢され高い評価を得る。その後、ジュディ・デンチ共演のイギリス映画『ラヴェンダーの咲く庭で』(04)、フランスの反戦映画『戦場のアリア』(05)、2006年スペインで最もヒットした『サルバドールの朝』など海外の作品に出演、またジュリー・デルピーが監督をした『パリ、恋人たちの2日間』(07) とその続編『ニューヨーク、恋人たちの２日間』 (12)ではカメオ出演をしている。また、ハリウッドでも『ボーン・アルティメイタム』(07)や、クエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(09)に出演し世界的な活躍を続けている。そのほか『ベルリン、僕らの革命』(04)、『青い棘』(05)、『みんなで一緒に暮らしたら』(11) 『セブン・デイズ・イン・ハバナ』 (12)、『eva＜エヴァ＞』(11)などの出演作が日本でも公開されている。2014年2月公開予定のロン・ハワード監督作『ラッシュ プライドと友情』では、伝説的なF1レーサー、ニキ・ラウダに扮している。 【ストーリー】 テレビ修理店に勤めるアレックス。彼の父は、10年前に、家族を捨てて、西ドイツに亡命。以降、母クリスティアーネは、その反動からますます東ドイツへの愛国心を強めていった。そんなある日、反社会主義デモに参加し、警察と衝突しているアレックスを目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊。そして、8カ月後、クリスティアーネは奇跡的に目覚めるが、医師は、「今度強いショックを与えたら、命取りになる。」とアレックスに宣告。アレックスは、母親を守るため、東ドイツの崩壊を隠そうと決意する！ 【公開日】2004年 全国劇場公開　 【コピーライト】（C)X Filme creative pool GmbH

CAST

ダニエル・ブリュール（内田夕夜） カトリーン・ザース（藤田淑子） チュルパン・ハマートヴァ（甲斐田裕子） マリア・シモン（藤貴子） フロリアン・ルーカス（高木渉） アレクサンダー・ベイヤー（高瀬右光）

STAFF

■原作：

■原案：

■監督：ヴォルフガング・ベッカー

■演出：

■脚本：ベルント・リヒテンベルク

■スタッフ：監督・共同脚本：ヴォルフガング・ベッカー 脚本：ベルント・リヒテンベルク 製作：シュテファン・アルント 撮影：マルティン･ククラ 音楽：ヤン・ティルセン