
明治という時代にあって日本の美を『再発見』し、新しい美を生み出そうと苦闘する天心とその弟子である若き画家たち―横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山―の葛藤と師弟愛の物語。東日本大震災の大津波により、天心が思索に耽った五浦海岸文化遺産「六角堂」も流失。映画化も危ぶまれたが、地元関係者の尽力で、六角堂の再建や当時の姿を忠実に再現した日本美術院オープンセットを建設。さらに、北茨城市出身の石井竜也がこの映画に全面協力し、主題歌を提供。
主演の天心役を竹中直人が熱演。他に横山大観役に中村獅童ら、豪華キャストで天心と弟子たちの熱い生き様を描く。

明治初期、若き天心はフェノロサと共に日本美術の保護に奔走していた。その後、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の校長に就任。横山大観、下村観山、菱田春草ら若き才能の育成に尽力するなど、美術界のエリートコースを歩んでいたが、西洋画派との対立により、辞任に追い込まれる。
天心は、彼を慕う大観ら弟子たちと共に日本美術院を立ち上げるが、やがて経営難へと陥ってしまう。新天地を求め、天心は茨城県五浦海岸に六角堂を建立。ここに日本美術院を移転し、大観、春草ら弟子たちと移り住み、壮絶な創作活動に没頭していくのであったが…。