「網走番外地」(1965年4月公開)
酷寒の地、北海道・網走刑務所で、一つの手錠で結ばれた二人の囚人。貧農の家を飛び出し、やくざの世界に足を踏み入れて傷害事件で服役中の任侠やくざ・橘真一と、強盗、強姦、殺人未遂、前科五犯のしたたか者・権田権三である。雑居房でも二人はことある事に反発しあうが、そんな折、橘は権田らの脱獄計画に巻き込まれる。追っ手の銃弾が炸裂する中、手錠という腐れ縁で繋がった橘と権田。二人は、果てしなく続く大雪原を突き進んでゆく…。
■監督・脚本:石井輝男
■出演:高倉健、丹波哲郎、南原宏治、嵐寛寿郎、待田京介、田中邦衛、安部徹
「続・網走番外地」(1965年7月公開)
函館でダイヤの盗難事件が起きたその頃、刑期を終え網走を出た橘真一は、仲間の大槻と函館にやってきた。青函連絡船発着所で令嬢風のスリと知り合い、三人旅としゃれ込むが、船内で盗難事件が起きて船員の一斉検査を受けるはめになった。同乗したストリップ一座の女たちや修道尼らも検査を受け、修道尼のトランクからマリモが散乱する一幕もあったが、盗難品は発見されなかった。ところが、その修道尼が函館で強奪されたダイヤの運び屋で、マリモにダイヤを隠していたことが分かり…。
■監督・脚本:石井輝男
■出演:高倉健、瑳峨三智子、アイ・ジョージ、嵐寛寿郎、中谷一郎、田中邦衛、三原葉子、由利徹、大坂志郎、安部徹
「網走番外地 望郷篇」(1965年10月公開)
やくざ稼業から手を引き、原爆で打ちのめされた長崎港の再建に着手して規模を拡大した旭統一率いる旭組。それに目をつけた安井は、縄張りをもぎとろうと悪行の限りを尽くす。
そのあくどさに我慢出来なくなった旭組の橘真一は、統一に内緒で殴り込み、安井に重傷を負わせて刑務所送りになる。まだ17、8歳のガキだった。それから数年後、刑期を終え、すっかり立ち直った長崎港の桟橋に降り立った橘真一だが、相も変わらず横暴を極める安井組に、再度の網走づとめを覚悟して、単身殴り込みをかける!
■監督・脚本:石井輝男
■出演:高倉健、嵐寛寿郎、桜町弘子、杉浦直樹、田中邦衛、待田京介、中谷一郎、砂塚秀夫、由利徹、桜町弘子、東野英治郎、安部徹
「網走番外地 北海篇」(1965年12月公開)
網走刑務所を仮出獄となった橘真一は、刑務所仲間の保釈金を調達するため、オンボロトラックで雪に埋もれた峠を越えるという危険を買って出た。車中には運送店の娘に、この仕事を依頼してきた人相の悪い二人組。そして道中には、脱獄囚、骨折した娘を病院に運んでくれと頼む母親、心中に生き残った令嬢、刑務所でその名を謳われた老侠徒らが…。やがて物語は、山頂に用意されていたヘリコプターを挟んだ銃撃戦のクライマックスへと向かう…。
■監督・脚本:石井輝男
■出演:高倉健、千葉真一、田中邦衛、杉浦直樹、嵐寛寿郎、大原麗子、山本麟一、藤本孝、砂塚秀夫、由利徹、安部徹、小沢栄太郎