傷ついても前を向いて少しだけ夢に近づく。
シングルマザーの電話交換手から世界有数のジャズシンガーに! どんな困難が待ち受けていようとも、決して夢を諦めなかった一人の女性の奇跡の実話。スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンド。モダンジャズ全盛期の1961年に、英語ではなく母国語でジャズを歌った試みによりスターダムにのし上がり、巨匠ビル・エヴァンスとの共演「ワルツ・フォー・デビー」で国際的な名声を築いた歌姫だ。本作はモニカが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てた実話である。ドラマを彩るのは、誰もが1度は耳にしたことがあるモニカが歌うジャズの名曲の数々。そして背景となる1960年代の北欧デザインのインテリアや雑貨、ファッションを再現したお洒落な美術も大きな見どころだ。スウェーデンのアカデミー賞[ゴールデン・ビートル賞]で2014年度最多11部門にノミネートされ、最優秀監督賞・最優秀主演女優賞など4部門を受賞。北欧中を熱い涙で包んだ感動のサクセス・ストーリー!
【モニカ・ゼタールンドとは】
1937年、スウェーデンに生まれる。父の影響で、幼いころからジャズに親しみ、父のダンスバンドでヴォーカルをつとめた。1957年、タレントスカウトに発掘されて活動を始め、翌年最初のアルバム『Swedish Sensation』をリリース。同時期、スウェーデンを代表するサックス奏者、アムネ・ドムネラスのバンドで歌ったことで注目を集め1960年にアメリカへ進出するが、望んでいた収穫は得られなかった。帰国後、ジャズのスタンダードナンバーにスウェーデン語の歌詞をつけて歌い始め、その画期的な試みがセンセーションを巻き起こす。1964年、モダンジャズの巨匠ビル・エヴァンスと共作したアルバム『ワルツ・フォー・デビー』を発表し、その名は世界中のジャズ・ファンが知るものとなった。2005年5月、ストックホルムの自宅アパートで起きた火災に巻き込まれて死去。享年67歳。