昭和残俠伝 人斬り唐獅子(1969年11月公開)
浅草(エンコ)恋しや帰ってみれば ここもやっぱりドスの闇
着流し姿の高倉健が得意の殺陣を存分に披露する残俠伝シリーズ第6弾。
昭和初期、花田秀次郎が長い刑期を終えて帰ってきた故郷・浅草は、老舗・皆川一家と新興・東雲一家の二大勢力が縄張りを巡って激しく対立していた。義兄弟の風間重吉が代貸を務める東雲一家に草鞋を脱いだ秀次郎は、一宿一飯の義理から心ならずも皆川親分を斬るが、かつて世話になった剣一家の親分剣持に、皆川一家の助勢を頼み浅草を去る。剣持の仲裁でふたつの組は手打ちを果たすが、東雲組は皆川組の縄張りにしつこく食い込み、争いの火種がくすぶり続けていた。浅草に戻った秀次郎は、親の仇なれど皆川組から乞われて一家のために力を尽くすが、東雲組の非道な行いは横暴を極め、皆川組代貸や剣持らがその犠牲となる。ついに唐獅子牡丹に涙を隠した、秀次郎の仁義白刃が激しく舞う!!
好漢・高倉健と池部良の友情を中心に、小山明子、大木実、片岡千恵蔵ら豪華キャストが脇を固めて重厚なストーリーとアクションを魅せる興趣編。
■脚本:神波史男、長田紀生
■監督:山下耕作
■出演:高倉健、池部良、小山明子、夏珠美、長谷川明男、砂塚秀夫、寺島達夫、内田朝雄、諸角啓二郎、藤山浩二、長谷川弘、丹羽又三郎、沼田曜一、須賀不二男、葉山良二、大木実、片岡千恵蔵
昭和残俠伝 死んで貰います(1970年9月公開)
行くなと言われてなお行きたがる 任俠気質(おとこかたぎ)はとめられませぬ
どこへ!?…と聞くだけヤボな殴り込み
唐獅子牡丹の刺青、名調主題歌、高倉健のアクションが、美しさと迫力で胸に迫る黄金シリーズ第7弾!
東京下町、旧い暖簾を誇る料亭「喜楽」に生まれた花田秀次郎は、父親が後妻を娶り妹のお弓が誕生した時に、自分が身を引けばすべてがうまく治まると家を出た。しかし渡世人となった秀次郎が人を斬り受刑している間に、父親が急死し、関東大震災の犠牲となった妹もこの世を去っていた。「喜楽」は震災で失明した義母と板長の風間重吉が細々と切り盛りしていたが、それを知った秀次郎は、花田家の力になりたいと「喜楽」に身分を隠して板前として住み込む。想いを寄せられる芸者・幾太郎との再会もあり、堅気として生きる決意をする秀次郎だったが、妹婿の借金をたてに店を乗っ取ろうとする新興博徒・駒井組の横暴な振る舞いに、秀次郎は再び怒りのドスを抜く!
名匠マキノ雅弘監督が、お馴染みの主題歌とともに展開するアクション世界に、男の意地と女の意地、叶わぬ恋の機微を絡ませて描いた入魂の一作。秀次郎との切ない恋を熱っぽく謳う芸者に藤純子が扮するほか、池部良、中村竹弥、長門裕之、加藤嘉ら豪華共演陣が演技を競いあう東映任俠映画の決定版。
■脚本:大和久守正
■監督:マキノ雅弘
■出演:高倉健、藤純子、加藤嘉、松原光二、永山一夫、上村香子、八代万智子、石井富子、下沢広之、南風夕子、荒木道子、高野真二、諸角啓二郎、中村竹弥、山本麟一、長門裕之、池部良
昭和残俠伝 吼えろ唐獅子(1971年10月公開)
因果な稼業でござんすねぇ!
男花田秀次郎が情感豊かに踊る 大ヒットシリーズ第8弾!!
前橋の黒田一家に草鞋を脱いだ一匹狼の渡世人・花田秀次郎は、一宿一飯の義理から風間文三という黒田一家の若衆を追って金沢へとやってきた。文三は一家と対立する博徒一家の親分を斬り旅に出されたが、黒田親分の女房のおみのが、恋い慕う文三の後を追って逃げたことから黒田の怒りを買ったのだった。ふたりを追って秀次郎が辿りついた金沢では、ある工事権を巡り地元の三州一家と稲葉一家が対立していた。稲葉一家に草鞋を脱いだ秀次郎は、再び争いの渦中に巻き込まれるが、そんな中で、昔の恋人・加代と再会する。だが加代は、稲葉一家と敵対する三州一家の親分・三州政治の女房となっていた。秀次郎は文三とおみのの一件で無理を通した代わりに、渡世の義理で三州政治を斬ることになるが…。
高倉健を中心に、池部良、松原智恵子、シリーズ二度目の出演となる松方弘樹、そして鶴田浩二という豪華キャストの結集で、任残俠の世界に生きる男と男、男と女の“情”を見せ場に、一匹狼・花田秀次郎の義理に生きる姿をたっぷり魅せる任侠ロマン巨編。
■脚本:村尾昭
■監督:佐伯清
■出演:高倉健、松方弘樹、松原智恵子、光川環世、諸角啓二郎、高野真二、松原光二、田口計、沢彰謙、中田博久、八名信夫、清水元、沼田曜一、玉川良一、葉山良二、池部良、鶴田浩二