
鬼才・永井豪とダイナミック・プロ原作による同名コミックのテレビアニメ化作品。この後『マジンガーZ』や『キューティーハニー』など、東映アニメーションによって続々と制作される永井豪アニメシリーズのこう矢ともなった作品である。脚本は「大の永井豪ファン」を自認する辻真先がその大部分を手掛け、折からの変身ブームを強く意識したスピーディーな怪奇アクションが貫かれることになった。またキャラクターデザインは、メイン作画監督でもある小松原一男が担当。原作版とは大きく印象の異なる、よりヒーロー然としたデビルマンの雄姿が迫真の躍動感をもって活写されている。また演出陣も勝間田具治を筆頭に、当時の東映アニメーションが誇るアクション派ディレクターが大挙参画している点は見逃せない。ちなみ本作は、番組的には東映の特撮アクション番組『人造人間キカイダー』とともに、NET(現:テレビ朝日)土曜日夜8時台の「魔獣怪人大変身!!」枠のプログラムとしてオンエアされたもの。そのためアニメ作品ではあるものの、当時の子供たちからは仮面ライダーやキカイダーと並ぶ〈憧れの変身ヒーロー〉として高い支持を集めることになった。今回のBlu-ray COLLECTIONには、新たに発掘された当時の番組宣伝用フィルムを特別収録。放送版とは異なる背景美術や音響など、幻の初期映像が40数年ぶりに甦る!

ヒマラヤの山奥で、氷の中に閉じ込められた異形のものたちが動きだそうとしていた。それは、人類の歴史のはるか昔から長い間眠りつづけていた悪魔・デーモン族であり、今まさに地球を我が物としている人間たちを抹殺し、自分たちの世を取り戻そうとしていた。
ヒマラヤを探検していた不動博士とその息子の明は、彼らに命を奪われてしまう。デーモン族の英雄の一人、デビルマンは不動明の体を乗っ取り、人間界制圧の尖兵として日本に送られるが、そこで不動明のいとこである、牧村ミキと出会い、彼女に心を奪われる。
「デーモンも人間もしっちゃいねえ、地球がなんだい、ゼノンがなんだい。そんなもの、ミキに比べりゃ問題じゃねえ。そうよ、俺にはミキがいる!」人間を倒す使命を投げ捨て、ミキを守るためにデーモン族を裏切ったデビルマンは、今日も襲いかかるデーモン族の妖獣との孤独な戦い続ける。