
香港で活躍するインディーズ監督SCUDは、セクシャルマイノリティ・ムービーで話題となっているアジアの新風。第49回シカゴ国際映画祭Out-Look部門で上映され、究極のエロティシズムによる映像美が称賛された本作は、監督の初日本公開作品である。
Voyageとは、生命を巡る旅の物語。事故、病、自殺。人がこの世を去る時、生まれたままの姿で次の世界へと旅立つ。全編を通して、惜しみなく映し出されるのは老若男女の裸体。基本的に全裸になるのを嫌う傾向にある香港映画界にとって、この作品は作り手にとってもまた観る人にとっても脅威であったため、SCUDという監督は最高であり最低の評価がつけられた。
「鬱とは正気ではない人のかかる病だ。とされていた風潮をどうにかしたかった」と自ら鬱に苦しんだ経験を持つ監督は語る。実体験や伝え聞いた実話をもとに、性と生、そして死という永遠のテーマに挑んだ意欲作!