
熱い柔道青年が、巨漢や外国人レスラーなど次々と現れる強敵を、「二段投げ」「空中二段投げ」「地獄車」「フェニックス」「真空投げ」等の大胆奇抜な柔道技で薙ぎ倒していく夢とロマンに溢れた青春活劇。柔道シーンの監修には“世界の柔道王・木村政彦”が担当。かつて、ブラジルでエリオ・グレイシー(グレイシー兄弟の父親)の腕をへし折り(昭和26年)、力道山との死闘“巌流島の決闘”(昭和29年)を演じ、そして、ロス五輪・柔道金メダリストの山下泰裕を育てた偉大なる柔道王である。
原作は『タイガーマスク』『あしたのジョー』『巨人の星』『空手バカ一代』等、数々のスポ根モノを世に送り出した日本漫画界の巨星・梶原一騎。それを佐々木守・上原正三・雪室俊一ら名匠が脚色した。そして小林恒夫・奥中惇夫・冨田義治・折田至・田口勝彦ら東映生え抜きの監督陣が斬新な演出法で3次元に再構築した。主役の一条直也には、『刑事くん』『特捜最前線』の桜木健一、紅一点のヒロイン・高原ミキには、70年代のアイドル・吉沢京子、主人公のライバル・結城真吾には、“足でピアノを弾く転校生”という後世に残る名シーンを演じた近藤正臣が演じた。さらに昭和の名優・牧冬吉が出演したほか、千葉真一・青木和子・高松英郎・佐々木剛ら個性派俳優が多数出演している。

一条直也(桜木健一)は九州男児の血を受け継ぐ、中学三年の柔道少年。彼は外国柔道に破れて命を失った父の無念を胸に、柔道世界一の野望を抱いていた。ある日、謎の人物・車周作(高松英郎)と出会い、周作の必殺技《地獄車》に魅せられて弟子入りする。その後、猛烈非道な鬼の師の下で鍛えられ、次々に現れる強敵に新手の必殺技を編み出し立ち向かっていく。