読み込み中

LOADING

「呪怨」4k「呪怨」4k

誕生から25年―。 全世界が えたJホラーの原点を4K&5.1chサラウンド  あの<VHS恐怖>が、スクリーンで甦る!

監督・脚本:清水崇

2025年8月8日(金)「呪怨」「呪怨2」〈4K:Vシネマ版〉2作品同時劇場公開

TRAILER

INTRODUCTION

Jホラーという新たなるジャンル名がささやかれ出した1990年代後半、ジャンル映画に特化したVシネマの1つとして20世紀最後の年に誕生した「呪怨」。リリース当初、大きなセールスを記録することもなく、レンタルビデオ店にひっそりと鎮座したその作品は、口コミによってその“恐怖”が伝説的な体験として語り継がれ、劇中で継承されてゆく呪いの如く記憶から消えることのない恐怖を日本のみならず世界に拡散し続けてゆくことになった…。 誕生から四半世紀となる2025年。その【呪い】のはじまりともいえる〈Vシネマ版〉「呪怨」「呪怨2」の2作品が遂に、劇場のスクリーンに登場する。 その後に続く劇場版やハリウッドリメイク、同タイトルを冠したゲーム、ノベライズ、コミックなど爆発的ヒットの起点であり、原点となる本作は、Vシネマゆえに許された自由度の高さにより、その後の作品群とは異なる禍々しさ根源的な恐怖を見る者の記憶に植え付け、今も伝説の作品として語り継がれている。 制作から25年を経ての初の劇場公開にあたって映像音声ともに、呪いの創始者である監督・脚本の清水崇による完全監修が実現。オリジナルマスターに存在する恐怖の因子を損なうことなく、スクリーンで味わう新たな恐怖体験となるべく、作品のブースト化を実現させている。VHSレンタルが主流の時代に制作されたビデオマスターを、最新の技術「RS+」を使用することで、高解像・高精細映像化した4Kマスターに変換。ブラウン管のモニターでの鑑賞を意図されたオリジナルの素材を、スクリーン鑑賞に適したアップグレード化をおこなっている。さらにオリジナルのステレオ音源を、サラウンドによる演出効果を加えた5.1chへと進化させ、音声面においても繊細かつ迫力ある恐怖演出を体感させる仕様へと更新させている。 新次元のリマスターを施した本作を体験した人には、かつてこの恐怖に触れた人も、今だ【呪怨】を未体験な人にも、生涯消すことのできない呪いの恐怖を記憶に刻みつけられることになるだろう。

STORY

●呪怨〈4K:Vシネマ版〉 (2000年作品)

—— Jホラー永遠アイコン「俊雄としおくん」誕生 ——

不登校の生徒・佐伯俊雄の家庭訪問に訪れた担任の小林。俊雄の母、伽椰子は小林の大学時代の同級生であった。訪問した佐伯家には俊雄の姿しかなかったが、そこで目にした伽椰子の日記には、異常ともいえる小林への想いが綴られていた。その家の異様な空気の中、俊雄の両親を待つ小林の携帯に着信が入る…。

時は移り――かつて佐伯親子が住んでいた家には、その後村上家が暮らしていた。長女の柑菜は従妹の由紀に家庭教師をしてもらっていたが、用事を思い出した中学へ向かう。一人残された由紀は、その家でただならぬ気配を感じる…。



●呪怨2〈4K:Vシネマ版〉(2000年作品)

—— もう、「伽椰子かやこ」が止まらない ——

不動産業者の鈴木達也は、霊感のある妹・響子に買い手のつかない事故物件となった家を見てもらうが、そこは響子の想像を超えた気配に満ちた場所だった。だが何事もなかったかのように新たに北田夫妻が入居する。響子はその家にまつわる因縁めいた逸話を集めるが、同じころ達也の息子である甥の信之にも異変が起こっていた。離婚した達也が息子とともに越した団地のその部屋は、かつて小学校の教師、小林が妊娠中の妻と共に暮らしていた部屋だった…。

CAST

呪怨:

柳ユーレイ(現・柳憂怜)
栗山千明
三輪ひとみ
三輪明日美
藤貴子
吉行由実
松山鷹志
洞口依子

呪怨2:

大家由祐子
芦川誠
藤井かほり
斎藤繭子
藤貴子
でんでん
諏訪太朗
ダンカン

STAFF

監督・脚本:清水崇 Profile / Comment

清水崇(しみず たかし)映画監督/脚本家

1972年群馬県出身。大学で演劇を学び、助監督を経て98年に監督デビュー。原案/脚本/監督のオリジナル企画「呪怨」シリーズ(99~06)はVシネや劇場版を経てハリウッドリメイク。日本人監督初の全米No.1に。近作に『犬鳴村』(20)、『樹海村』(21)、『牛首村』(22)、『忌怪島/きかいじま』、『ミンナのウタ』(共に23)。ホラー以外に『魔女の宅急便』(14)、『ブルーハーツが聴こえる/少年の詩』(17)、『ホムンクルス』(21)など。プラネタリウム『9次元からきた男』(16)が日本科学未来館にて上映中。24年公開された『あのコはだぁれ?』が大ヒットを記録。

COMMENT: 劇場公開こそされなかったけれど、人生初の長編だったVシネマ作品が、四半世紀を経て、顧みられるとは思ってもいませんでした。 当時の僕は、与えられた企画にチャンスを感じつつ、ただただ夢中で、70分越えの2本撮りに9日間の撮影期間で臨みました。提示されたお題は「怖ければ!」だけ…幼少期から怖がりだった自分が膨らませていた怖い妄想の限りを吐き出しました。右も左もわからぬ若造に機会をくださり、支えて下さった方々に感謝です。 若さゆえの勢いや歪さが今の皆さんにどう映るのか? 今こうして劇場で陽の目を見るのは、嬉しい反面……正直、気恥ずかしいばかりです。

配給:東映ビデオ