STORY
人間が死に絶えようとする絶望に満ちた世界。
花が咲かない桜の木の下に天使が舞い降りる。
その天使の名はラウムとクロセル。
「人間に『再生』の価値があるか確かめよ」
“かみさま”にそう命じられたふたりの天使は、そこで桜の精に出会う。
桜の精は語りかける。
「僕には夢があります。また僕の周りに人間たちがたくさん集まって笑いあってほしい」
そして、桜の精は桜にまつわる数々の「物語」を見せ始める。
坂口安吾「桜の森の満開の下」
梶井基次郎「櫻の樹の下には」
小泉八雲「十六桜」
歌舞伎「義経千本桜」
それは天使に人間の本当の姿を見せるためだった。
かつて、満開の桜の木の下に集い、笑いあった人間たち。
人間たちはまた笑いあえるのだろうか。
これは、どこまでも愚かで美しい人間の
『絶望』と『再生』の物語。
CONTENTS
【解説】
毛利亘宏(少年社中)が立ち上げた演劇ユニット、“演劇の毛利さん‐The Entertainment Theater”Vol.1は『桜』の物語から生まれる『再生』をテーマにした作品。そのあまりの美しさは、時に人間も天使も狂わせる。儚く、そして、切なく。繰り返される『絶望』と『再生』の物語。厳しい状況を乗り越えて新たに生まれる “演劇”をお届けします。―桜が咲く…満開の桜が。また、みんなで笑いあえるかな。
【ストーリー】
人間が死に絶えようとする絶望に満ちた世界。
花が咲かない桜の木の下に天使が舞い降りる。
その天使の名はラウムとクロセル。
「人間に『再生』の価値があるか確かめよ」
“かみさま”にそう命じられたふたりの天使は、そこで桜の精に出会う。
桜の精は語りかける。
「僕には夢があります。また僕の周りに人間たちがたくさん集まって笑いあってほしい」
そして、桜の精は桜にまつわる数々の「物語」を見せ始める。
坂口安吾「桜の森の満開の下」
梶井基次郎「櫻の樹の下には」
小泉八雲「十六桜」
歌舞伎「義経千本桜」
それは天使に人間の本当の姿を見せるためだった。
かつて、満開の桜の木の下に集い、笑いあった人間たち。
人間たちはまた笑いあえるのだろうか。
これは、どこまでも愚かで美しい人間の
『絶望』と『再生』の物語。
【公演日】
2022年1月公演
【コピーライト】(C)毛利亘宏/シャチュウワークス・東映