



■本編501分
■本編(blu-ray:1層5枚)
+ボーナスディスク
(blu-ray:2層1枚+DVD:片面1層1枚)
■ドルビーTrueHD(モノラル)
■16:9(シネスコ)【1080p Hi-Def】
■BSTD03630
■29,800円
©2013 NHK(ボーナスディスク2)
1973年、その後日本映画の金字塔となる「仁義なき戦い」第1作目が公開された。昭和の広島やくざ戦争を、それまでにないやくざ映画の体裁、荒々しい台詞まわし、アクティブな撮影技法を用い、荒ぶる男たちのせめぎ合いを、過激な暴力描写を交えフィルムに刻み付けるように描ききった「仁義なき戦い」シリーズ。公開から40年を迎える2013年、シリーズ5作がBlu-rayで甦る。
終戦直後の闇市から幕を開けるこのシリーズは、やくざ社会を舞台にしながら、高度成長期の日本に確実に存在した、猛り狂うようなエネルギーが映像から横溢する無二の作品群だ。複雑に入り組んだやくざたちの人間関係をまとめ上げながら、広島弁の生々しい言葉の応酬でギラつく男たちの“生”を切り取った脚本の笠原和夫。(完結篇は高田宏治)。手持ちカメラやズーム、粒子の粗いフィルムを駆使し、大部屋役者も含めた熱気溢れる役者陣の芝居を引きだした監督の深作欣二。菅原文太、金子信雄、北大路欣也、松方弘樹、千葉真一、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、山城新伍、小林旭ら錚々たるスターたちと、後にピラニア軍団として名を馳せてゆく川谷拓三、室田日出男、志賀勝らのキャストたち。彼らの常識を打ち破るチャレンジ精神が結実し、シリーズを通してくすぶり続けるような熱と、どんなことをしても生きぬこうとする登場人物たちの生命力に、見たもの誰もが興奮した。公開当時空前のヒットを記録、高い評価を受けながら一級の娯楽作品として新たなるファンを獲得し続けている。
Blu-rayで甦る5作品に加え、本ボックスには、ここでしか手に入らないボーナスDISCを2枚付属する。ボーナスディスク1は、シリーズを新たに一大叙事詩として再編集し、1980年に公開された「仁義なき戦い 総集篇」をBlu-rayで初ソフト化!さらにボーナスディスク2として、深作欣二・笠原和夫両名の没後にNHKで放送され、関係者の貴重な証言を多数収録したドキュメンタリー「“仁義なき戦い”を作った男たち」をDVDで収録。また、作品世界を解説したブックレットに加え、「~頂上作戦」公開時にシリーズを通して唯一制作されたパンフレットを縮小復刻!「仁義」ファン必携、究極のBlu-ray BOX!



■「仁義なき戦い 総集篇」
(1980年4月公開)
1作目から4作目「~頂上作戦」までが再構成され、インターバルを挟みながら、編集されてなお合計3時間44分にも及ぶ重厚なる総集編。多数登場するキャラクターや複雑に絡んだ関係性など、シリーズの魅力を伝えきるにはそれでも十分な長さとは言えず、「仁義なき戦い」経験者・中毒者のためにこそ存在する作品。よってシリーズ5作を観賞後に体験することが望ましい。劇場公開後は二番館・三番館での上映や東映チャンネルなどでしか見ることができなかった幻の作品が、Blu-rayで初のソフト化!
このBOXでしか手に入らないスペシャルディスク。
Blu-ray/COLOR/224分/2層/ドルビーTrueHD(モノラル)/16:9(シネスコ)【1080p Hi-Def】

■NHK DVD「“仁義なき戦い”を作った男たち」
(2003年5月3日放送・ETVスペシャル)
「仁義なき戦い」シリーズは、アウトローの抗争劇を素材に「戦後日本人の自画像」をドキュメンタリータッチで描き「アウトロー映画」を単なる娯楽から脱皮させた。シリーズに出演した北大路欣也、松方弘樹、カメラマン・吉田貞次やプロデューサー・日下部五朗、岡田茂元東映社長らの証言や、生前の深作欣二のインタビュー映像を交え、「仁義なき戦い」が、日本映画に与えた影響を解き明かしてゆく。「仁義なき戦い」の脚本・笠原和夫、監督・深作欣二が相次いで逝去した直後に放送され、反響を呼んだドキュメンタリー番組を初ソフト化。
出演:山根貞男(映画評論家)、井筒和幸(映画監督)、黒田あゆみ(NHKアナウンサー)
語り:蟹江敬三
DVD/COLOR/89分/片面1層/ステレオ/4:3
発行:NHKエンタープライズ
※本ビデオグラムは、著作権等の理由により、放送と一部異なる箇所がございます。あらかじめご了承ください。




相関図や詳細なキャスト一覧など各作品を振りかえる際のマストアイテム!公開時の宣伝素材も大量に掲載!
当時の東映作品では公開作品のパンフレットはほとんど制作されていなかったが、シリーズのヒットを受け劇場で販売された「仁義なき戦い」シリーズ唯一のパンフレット。4部までのストーリー紹介や場面写真を中心に構成され、菅原文太、笠原和夫らによる寄稿文をはじめ公開当時の熱を伝える文章などが多数掲載されている。さらにパンフレットについていたポスターも縮小復刻!
劇場公開時、映画館の館前やロビーに張り出されていたカラーの場面写真。映画スチールが基本的にモノクロだった時代、カラーの素材は後から彩色されたものだった。東映の宣材物は、基本的に作品ごとに6枚の着色ロビーカードが存在する。今回はシリーズ5作品のすべて、計30枚を全種類復刻。



※ボーナスディスク「仁義なき戦い 総集篇」は、一部お見苦しく、お聞き苦しい箇所がございますが、これらは原版に由来するものです。ご了承ください。
※初回生産限定につき、品切れの場合はご了承ください。
