作品紹介
INTRODUCTION・STORY
“今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないでは、何の風情もありません”60年前、妻から届いたハガキを胸に、ひとりの兵士が死んだ。 妻にとって、子にとって、そして母にとって、かけがえのない「あなた」がたくさん死んでいった。 日本最高齢の巨匠・新藤兼人が初めて語る、自身の戦争体験。 この映画は、もうひとつの『一枚のハガキ』だ ―――。 【解説】 日本最高齢の巨匠・新藤兼人が証言者となって、自らの戦争体験を弱兵からの目線で描いた反戦ドキュメンタリードラマ。原作・脚本は新藤兼人。監督は新藤兼人の助監督を務めてきた山本保博で、今作がデビュー作となる。 【ストーリー】 昭和19年、1944年春。第二次世界大戦の戦況が連合国に有利に運ぶ中、シナリオライターであった新藤兼人に召集令状が届く。広島県の呉海兵団に二等水兵として入隊した新藤は、同年6月に宝塚海軍航空隊に配属される。同じように招集されたのは、農家、洋服屋、八百屋、理容師など仕事と家庭を持ち、一家の大黒柱として家を支える30代の男たちばかりであった。毎日のように同僚が次々と戦場に送られていく。30歳を超えた招集同期の100人で、生き残ったのは新藤を含むたった6人しかいなかった。新藤が配属された宝塚海軍航空隊では、もはや訓練をするような船は残っておらず、宝塚大劇場を接収した施設を軍艦に見立てての訓練が開始される。予科練の少年隊員たちのため、掃除や洗濯をするのが新藤の主な任務だったが、それも一筋縄ではいかない。軍艦の甲板掃除という想定で、宝塚歌劇の講堂をはるか年下の下士官にしごかれながら拭き続ける。加えて「クズを兵隊にするため」という名のもと、志願兵である若い兵長から船上を想定した過酷な訓練を受けることになる。18歳の兵長がビンタを食らわせる、「海軍精神注入棒」で殴る、失神したら水をかけるなど、今までの社会人としての生活は一切関係なく、容赦ない暴力が日常的に続く……それが軍隊の生活であった。翌年8月15日、新藤は上等水兵で終戦を迎えることになる。 【公開日】2007年7月公開 【コピーライト】(C)ピクチャーズネットワーク
CAST
【証言】 新藤兼人 【語り】 大竹しのぶ 【キャスト】 蟹江一平、滝藤賢一、大地泰仁、加藤忍、二木てるみ
STAFF
■原作:新藤兼人
■原案:
■監督:山本保博
■演出:
■脚本:新藤兼人
■スタッフ:製作:平形則安 原作・脚本:新藤兼人 監督:山本保博 音楽:沢渡一樹 製作:ピクチャーズネットワーク
特典
初回特典
封入特典
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音声特典
映像特典
ボーナスディスク
初回特典
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映像特典
●撮影に向けて ‐新藤兼人立ち稽古・対話‐ ●ドラマ撮影始まる ‐製作風景‐ ●新藤兼人95歳を迎えて ‐完成披露試写会‐ ●製作ニュース ●特報 ●予告編 映像特典・製作/ピクチャーズネットワーク