作品紹介
INTRODUCTION・STORY
男と女 だから 許せる、許せない。姉と妹 だから ゆずれる、ゆずれない。 夜汽車が運ぶ、愛の行方…。 この愛、涙を見るか──血を見るか。 女の運命を夜汽車が運ぶ。男と女の愛が夜汽車に揺れる──。人生という広野を走る夜汽車に人間の愛憎劇を託した激しく切ない愛のドラマ。「鬼龍院花子の生涯」「陽暉楼」「櫂」に続く宮尾登美子文学を映像化した傑作文芸大作。天涯孤独の姉妹ふたり。13歳の露子と乳飲み子の里子が生き別れてから10数年。露子には夜汽車の響きはたとえようもない悲しみを伴う。里子と引き裂かれるように高知をあとにした夜汽車。…あれから幾年、美しく成長した里子との再会の時、里子は高知に向かう夜汽車の中で一人の男と出会う。やがてその男を挟んで姉妹ふたりの激しい愛憎がほとばしる。男に愛されることに命を燃やす姉、男を想うことで心を焦がす妹。その3人を囲むように浮き沈みする芸妓、娼妓、やくざなどの人間葛藤が凄まじく描かれて、宮尾登美子文学映画化作品ならではの劇的醍醐味がスクリーンいっぱいに広がる。キャストは姉・露子に十朱幸代が適役を得て、クライマックスの指を詰める衝撃シーンに挑んでいる。妹・里子に秋吉久美子、その姉妹を愛する男・征彦に萩原健一が扮した魅力のキャスティング。演出は数々の任侠映画の名作を贈り出した山下耕作監督。撮影は木村大作が担当し、クロード・チアリの哀愁に満ちたメロディが美しい映像と重厚な人間ドラマを盛り上げている。(昭和62年1月公開 東映京都作品)
CAST
十朱幸代、秋吉久美子、萬田久子、白都真理、新藤恵美、丹波哲郎、水野久美、遠藤太津朗、小林稔侍、津川雅彦、萩原健一
STAFF
■原作:宮尾登美子
■原案:
■監督:山下耕作
■演出:
■脚本:松田寛夫、長田紀生
■スタッフ:原作:宮尾登美子(「夜汽車」「岩伍覚え書」より ちくま文庫版・集英社文庫版)/企画:日下部五郎、奈村協/脚本:松田寛夫、長田紀生/撮影:木村大作/音楽:津島利章/演奏:クロード・チアリ/監督:山下耕作
特典
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映像特典
ボーナスディスク
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