作品紹介
INTRODUCTION・STORY
ドロと血で染まった任侠の紋!全国親分衆が集う大花会がドス百本の修羅場に変わった。ドスでなけりゃ決着(けり)がつかねえ!博徒天竜一家をぶっつぶした総長相続争いの凄まじさ…。作家・三島由紀夫が激賞した東映任侠映画を代表する最高傑作! 博徒の知らざる世界をリアルタッチで描く博奕打ちシリーズ4作目は、博徒天竜一家の総長跡目相続をめぐって血で血を洗う凄惨な闘争を展開、固い絆で結ばれた大組織が音を立てて壊滅していく過程を克明に描いた興趣溢れる一編。掟、仁義、格式、親分子分、兄弟分の身分差に縛られた博徒たちの骨肉の相克劇が一挙に雪崩れ打って悲劇に向う東映任侠映画の金字塔と謳われる最高傑作。 昭和9年春、東京江東地区に強大な縄張りを持つ天竜一家の総長が倒れた。早速、一家内六人衆の各組長と総長兄弟会親分衆とが寄合いを持ち、中井組組長の信次郎が跡目に推挙されたが、よそ者という理由で自らは辞退、代りに信次郎と同格の兄弟分であり総領である松田組組長を推した。しかし総長兄弟会仙波組組長は、松田は愚連隊との喧嘩で服役中であるとの理由から、それを退け、二代目は総長の娘婿である石戸組組長に決定し、その代目披露の大花会を伊豆修善寺温泉で開くこととなった。花会が一ヵ月後に迫ったある日、出所した松田が、兄貴分を差し置いての二代目石戸に怒り、仙波、石戸にドスを向けた。これを暴挙と見た仙波は松田を謹慎処分にする。一家のために命を賭けてきた松田にとって、これ以上の屈辱はない。松田は石戸の二代目披露を叩き潰す事が最後の意地だと信次郎に訴える。松田の決意に信次郎は、固く契り合った兄弟盃をその場で叩き割る。かくして天竜一家の花会の日が来た。仙波は政界の黒幕・河島と結託し、二代目石戸を抱き込んで天竜一家を乗っ取り、花会のテラ銭を河島の大日本国志会に上納しようと企んでいた。それを知った石戸は憤然と拒否を表明するが、修善寺に潜入した松田に刺されて重傷を負う。跡目相続の儀式を信次郎に支えられながらやり通した石戸は花会たけなわの夜、仙波の刺客によって無残な死を遂げる。息を引取る直前、石戸から仙波の悪事を聞いた信次郎は怒りと激情からドスを取る。 出演は鶴田浩二をはじめ、藤純子、桜町弘子、若山富三郎、名和宏、三上真一郎、曽根晴美、沼田曜一、原健策、佐々木孝丸、曾我迺家明蝶、金子信雄と実力多彩な陣容。脚本・笠原和夫、メガホンは俊英・山下耕作監督が担当、「絶対的肯定の中のギリギリに仕組まれた悲劇」と作家・三島由紀夫に激賞された名作中の名作。
CAST
鶴田浩二、藤純子、桜町弘子、三上真一郎、曽根晴美、沼田曜一、香川良介、原健策、小島慶四郎、佐々木孝丸、名和宏、金子信雄、曾我迺家明蝶、若山富三郎
STAFF
■原作:
■原案:
■監督:山下耕作
■演出:
■脚本:笠原和夫
■スタッフ:企画:俊藤浩滋、橋本慶一 脚本:笠原和夫 撮影:山岸長樹 美術:富田治郎 音楽:津島利章 監督:山下耕作
東映
特典
初回特典
封入特典
その他特典
音声特典
映像特典
ボーナスディスク
初回特典
封入特典
その他特典
音声特典
映像特典
●フォトギャラリー●予告篇 ●特報