STORY
「非道のうさぎ」と恐れられた宇佐木(小沢仁志)が15年の刑期を終えて出所すると、水口組の片岡(新羅慎二)に出迎えを受け、組長の水口から青洲会系水口組傘下で宇佐木組を立ち上げるよう命じられ、刑務所で知り合った大林拓海を舎弟とし、やまびこ商店街の潰れた風呂屋に「宇佐木商事」の看板を出すことになる。 宇佐木の出所を喜ぶ周囲、特に兄弟分の片岡はかねてよりの夢だった列島制覇の野望をようやく叶えられると宇佐木の出所を人一倍歓迎していた。だが、当の宇佐木は長い刑務所生活の中で誰にも言えないある趣味にはまってしまっていた。そんな中、以前からいざこざの絶えない菊森組との間で本格的な抗争が勃発する。宇佐木の旧知の仲で現在はヤクザから足を洗って喫茶店を営む北見が菊森組に殺されるという事件が起こってしまう。激怒した宇佐木と片岡は報復として菊森組のハングレを半殺しの目に合わせる事で抗争は激化の一途を辿ることになる。一方で、宇佐木は商店街の事務所で拓海と合唱の練習をしているところを、商店街合唱クラブ「鬼熊合唱団」のメンバーであるみゆきに目撃されてしまう。当然のごとく合唱団入りした宇佐木。本業であるヤクザ稼業の傍ら、ヤクザである事を隠しながら合唱練習に精を出す毎日だったが・・・
COMMENT
初めて台本を読んで、内田監督のアイデアにはビックリ! だって…合唱だよ。俺、歌と踊りは医者に止められてるのに!笑 話は面白く一気に読まして貰ったが… マジで歌うの!?ばっかりが気になってタバコをやめかけました…笑 そして内田監督とは初めてお仕事させてもらいましたが、最初から、全てを見抜かれた感じ!笑 まずは…小沢仁志を捨てちまえと!笑 役者なら当たり前なんだが… 演じ甲斐のある役に出逢う機会は、多い様で少ない中、今回、とても刺激的で素敵な時間を過ごさせてもらいました。 兄弟分を演じた新羅とは初共演で、弟の和義とは仲がよく話には聞いていたが、まさかの天然キャラで風貌に似合わずチャーミングな男で、よく食う!笑 芝居してる時のギラギラした目がイケてる役者だなと思いました!笑 新しい感覚ではあるが、ここからまた違う風が吹きそうな、そんな感じのする作品だから、コレはイケるなと!