STORY
奇術師のチャーリーにタイムスリップさせられ、明治時代で森鴎外や菱田春草、川上音二郎や泉鏡花、小泉八雲や藤田五郎ら偉人達と出会い不思議な出来事を経験したごく普通の女子高生・綾月芽衣。 魅力的な偉人達との交流や“物の怪”が見える“魂依(たまより)”という能力で事件の捜査に協力しているうちに現代に帰るチャンスを逃し、気付けば三ヶ月が経っていた。現代に戻ることは、今までともにこの時代で過ごしてきたチャーリーとの別れになってしまうことから明治時代に残ることにした芽衣は、肝心のチャーリーとはぐれてしまい、宿無し状態になってしまう。しかし、新たに出会った岩崎桃介の厚意で大学の研究室に居候させてもらうことに。桃介は若き実業家で電気の研究にも励んでいると知った芽衣は電池切れのスマートフォンの充電を依頼し、現代の記憶を取り戻そうとする。スマートフォンを充電するための方法を探る間、桃介の研究室で生活する芽衣は今まで明治時代で出会った森鴎外らの偉人達との再会も果たす。 生活をともにする中で桃介との距離が近づいてゆく芽衣は、彼が母親を失うきっかけとなった“物の怪”のことを心の底から憎んでおり、太陽をも凌駕する光を生み出して世界から物の怪とともに闇を完全に消し去ろうとしていることを知る。桃介の話を聞き、芽衣は彼の危うさを不安に感じる。やがて岩崎に依頼したスマートフォンの充電が出来た事を知り、岩崎の研究所に向かう芽衣。ところがそんな芽衣に怪しい男が背後から忍び寄り…。 はたして芽衣に待ち受ける運命は?そして、全ての始まりであるチャーリーの隠された真実が明かされるとともに予測不能のクライマックスが待ち受ける!