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8月26日(水)に新宿バルト9で行われた最速プレミア上映の模様をお伝えします! この日の登壇者はReiさん、ジェットセイヤさん、渡和久さん、梅津和時さん、相原裕美監督、司会進行をちわきまゆみさんにご担当いただきました
この日は最速プレミア上映ということで、会場には熱心なファンが多数来場。映画を鑑賞したばかりの観客の熱気が会場に漂う中、忌野清志郎と縁のあるちわきまゆみさんが司会者として登壇。さらにゲスト陣も次々とステージに登場し、会場を大いに沸かせました。
まずは映画を鑑賞した感想について質問されたシンガーソングライターでギタリストのReiさんは「もちろん清志郎さんの音楽は存じ上げていたんですが、ここまで清志郎さんの音楽の系譜を映像で振り返る機会ははじめてだったので、ものすごく見応えがありましたし、過去、現在、未来に向かって清志郎さんの音楽を伝えていく映画だなと思いました」と感銘を受けた様子でコメント。
続いてgo!go!vanillasのドラマー・ジェットセイヤさんが「初公開の貴重な映像もたくさんありましたし、自分の好きな清志郎さんの映像もあったりして本当に嬉しかったです。何より、当時ほぼすべてのライブに参加されていた梅津さんと(『SWEET LOVE SHOWER 2025』で)一緒にライブができたというのが、自分の人生の中でもとても大きな1日になったので。半分自分の映画なんじゃないかと思うくらいで最高でしたね」と興奮気味に語った。
さらに風味堂の渡和久さんが「三宅さんや泉谷さんといった清志郎さんにゆかりのある人たちの言葉と、清志郎さんのライブという構成になっているのですが、それがとてもシンプルで分かりやすくて。リアルタイムで清志郎さんを知らない方にも伝わる作品だと思います。僕自身、特別に詳しいわけではなかったのですが、この映画を観て改めて清志郎さんのファンになりました」とその普遍的な魅力を語った。
そして忌野清志郎と長年ステージを共にしてきた梅津和時さんは「RCの当時のメンバーもここに一緒にいられたら良かったんだけどね」と懐かしみつつ、「一緒に演奏していたRCサクセションの映像は本当に懐かしくて楽しかった。僕の知らないフォーク時代の映像があったりもしましたし、それに加えて、今の若いミュージシャンたちと一緒に清志郎の曲をやれたこともすごく楽しかった。ぜひ字幕をつけてもらって、世界中の人にも観てもらいたい」と映画の広がりに期待している様子だった。
そんな登壇者たちの言葉を受けた相原監督は「本当にありがたいですね。清志郎さんって、2時間の映画だけではすべてを表現しきれるものではないのですが、僕が思う清志郎さんのエッセンスを詰め込みました。この映画をきっかけに、改めてレコードを聴いたり、過去のビデオを観たり、本を読んだりしてもらえたら嬉しいです」と作品に込めた願いを語った。
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続いて、そんな若手のミュージシャンたちが【忌野清志郎の音楽に初めて触れた瞬間】についての話題となった。まずはReiさんが、関西で行われている野外コンサート「春一番」に出演した当時の原体験を振り返った。「ちょうど小学生の頃だったと思いますが、清志郎さんが亡くなられた直後の時期でした。最後の大団円で、みんなでセッションするときに、清志郎さんの名前を大きな声で叫んだり、演奏していて。自分の大好きなアーティストの皆さんが、これほどまでに尊敬する忌野清志郎さんってどんな人なんだろう、と思いました。それから、矢野顕子さんがコンサートで『ひとつだけ』を歌っていたり、『デイ・ドリーム・ビリーバー』の日本語の歌詞などの点が線になってつながって。忌野清志郎さんというとんでもない存在が、日本の音楽史を変えたんだなと思いました」とその出会いについて語った。
一方、ジェットセイヤさんは「自分の名前の由来は、ギターウルフというバンドから来ているんですが、その写真集に清志郎さんが『行け、ギターウルフ!』というコメントを寄せていて。彼らの曲「島根スリム」の歌詞に『ラジオの電波はRC』というものがあって。当時小学生だったので、RCってなんだろうと思っていました。それで調べたら、RCサクセションが出てきて、音楽番組の司会を清志郎さんがされていることもあって。それを見て『なるほど、この人が清志郎さんか』と。そこからCDをたくさん借りて聴きました」と振り返った。
また、渡にとっての忌野清志郎との邂逅はCMソングからだったという。「CMで流れていた『パパの歌』を聞いて、なんて優しい歌を歌う方なんだろうというのが第一印象でした。それから年月がたって、2005年の野外フェス『SWEET LOVE SHOWER』でご挨拶させていただく機会があったんです。そのとき、清志郎さんから『君は、ピアノの上に乗って演奏した方がいいよ』と声をかけていただいて。『ジェリー・リー・ルイスみたいに、人がやらないようなことをやった方がいいよ』というアドバイスをいただいたんです。すごく学ばせていただきました」と明かした。
そんな若手たちのコメントを聞いていた梅津さんは「いろんな人に変わった影響を与えているんだなと思いましたね」と笑顔を見せると、「彼と一緒にステージに立っている時間は、とにかく楽しかった。いわゆる“仕事”だと思ったこともない。まるで幼稚園児や小学生が鬼ごっこをしているような感覚でステージに立っていました」と懐かしそうに振り返った。
そして、相原監督が本作を制作するにあたり、軸にしたテーマについては「清志郎さんの残した言葉や活動をリサーチする中で最も強く心に引っかかった言葉が『歌いたいことを、歌う』『夢をあきらめるな』というものだったので、この2つをテーマに映画を進めました」とその思いを語った。
また、登壇者たちが揺さぶられたという【ツボなシーン】について質問されたReiさんは、病気療養からの劇的な復活を果たした武道館ライブを挙げる。「見どころは数え切れないほど凝縮されていますが、私は日本武道館でマントを羽織って、ピンクのスーツを着て登場したステージが印象に残っています」。これにはMCのちわきさんも「あの日の武道館は、会場全体がしあわせに包まれていましたよね」と深く頷き、梅津さんも「まさかあんな感じで復帰してくるとは思っていなかったので、本当に感動した」と当時を思い起こしながら語った。
梅津さんは自身が参加する前の貴重なアーカイヴに目を奪われたという。「僕自身、これまで何百回と『スローバラード』という曲を一緒に演奏してきましたが、自分が参加していない時代の映像を観られたのは新鮮でしたね。清志郎自身がオルガンを弾きながら歌っていたのもとても味わい深かった。よくあんな映像を見つけてきたなと感心しました」と語ると、MCのちわきさんも「わたしの好きなシーンもあそこなんです」とその意見に深くうなずいた。
さらに相原監督も「皆さんが言われたように『スローバラード』は映画の中でもターニングポイントとなった大事なシーンでしたね。それと1990年のラストライブの映像も関係各所にお願いして、許諾をいただき、使わせてもらえることになって。あれが映画に入れられたというのは本当にありがたいことでした。中でも清志郎さんがチャボさん(ギタリストの仲井戸麗市)に寄りかかってるところなんかすごくいいですよね」と付け加えた。
そして本作の制作をきっかけに、昨年の野外フェス「SWEET LOVE SHOWER」では清志郎のスピリットを継承するスペシャル企画が実現。Rei、ジェットセイヤ、渡 、休日課長(礼賛、DADARAY、ゲスの極み乙女、ichikoro)らがトリビュートバンドを結成し、アイナ・ジ・エンドやjo0jiら豪華ゲストボーカルが入れ替わりで清志郎の名曲を歌い継いでいくというステージが繰り広げられた。
梅津さんも企画に参加しているのだが、実はそこに至るにあたって、運命の導きのようなやり取りがあったことがジェットセイヤによって明かされた。「RCサクセションのファンの方から新宿にあるうどん屋さんをおすすめされて、明日行きますという話になりました。ちょうど清志郎さんがオーダーブーツをつくられた店でブーツをつくろうと思い、行った後にうどん屋さんに行ったら、スタッフの方が奥に梅津さんがいるよと言われて。そこで梅津さんとお会いしました」とジェットセイヤが語ると、梅津も「ちょうどその時、早めに清志郎さんのお墓参りに行って。その帰りにうどん屋さんに行ったら、店員さんにすごく清志郎さんが好きな人がいるから、もしかしたら来るかもねと言われて。そうしたら本当にいたということです」と笑顔。それにはジェットセイヤも「実は最初にうどん屋に行った時は、サラリーマンの方で満員になっていて。入れなかったんですよ。だから時間を置いて食べに行ったんですけど、そこでお会いすることができた。だからサラリーマンの皆さんに感謝です」と笑いながら付け加えた。
さらにReiさんが「自分のライブのゲストにチャボ(仲井戸麗市)さんをお呼びさせていただいたんですが、その時に『雨あがりの夜空に』はこういう風に弾いているんだよと直接教えていただいて、リハーサルではさらに梅津さんからもご指導をいただきました」と振り返った。
そんなイベントもいよいよ終わりの時間に。最後のコメントを求められた渡さんは「『SWEET LOVE SHOWER』では若い世代のお客さまの前で演奏ができたので、そういう若い世代の人たちに清志郎さんの音楽が伝わっていけばいいなと思いますし、そういう映画になっていると思います」と呼びかけると、ジェットセイヤさんも「実際に清志郎さんのライブに来場されていた皆さんのお話をお聞きしたいので、ぜひこのイベントの第2弾をやってほしい」とリクエストするひと幕も。
最後に相原監督は「もしこの映画を気に入っていただけたのなら、ぜひSNSや口コミで発信していただけたら嬉しいです」と締めくくりました!